2016年10月スタートのNHK朝ドラ「べっぴんさん」。
ここ数年朝ドラは視聴率20%超えが続くお化け人気ドラマになっています。
今季はどのような作品なのでしょうか。調べてみました!
べっぴんさん(朝ドラ)のモデルとなった人物は?
「べっぴんさん」のモデルになった人物は、子供服メーカー「ファミリア」の創業者の一人、
板野惇子さんです。子供服メーカーファミリアといえば、百貨店に入っている高級子供服ブランドですね。
板野惇子さんは神戸の裕福な家庭のご出身、何不自由なく育ったお嬢様でしたが、
戦争が全てを変えてしまいます。
激動の時代に結婚・妊娠・出産を経て、戦後の混乱期に物資難の中、子供服販売を始めます。
様々な困難を乗り越えながら、徹底した職人気質で皇室御用達ブランドにまでなりました。
原作はなく、脚本は渡辺千穂さんが担当します。
NHKによると、実在の人物をモデルにしてはいますが、大胆に再構成して
戦後の激動期を生き抜いた女性の姿を描き出す作品にしていく方針のようです。
べっぴんさんというタイトルには、別嬪・別品とも表され、
美しい人、また別格の品物(=上品)という意味も込められているそうです。
激動の時代にこそ、品のある生き方を貫く人は美しいということでしょうか。
べっぴんさん(朝ドラ)のヒロインは?キャストが気になる!
べっぴんさん(朝ドラ)のヒロイン坂東すみれ役は芳根京子(よしねきょうこ)さんです。
芳根京子さんは「表参道高校合唱部」(TBS)で主演されていました。
2013年「ラストシンデレラ」でデビュー、朝ドラでは「花子とアン」で仲間由紀恵さんの娘役でデビューしています。
他にも「モンタージュ3億円事件奇譚」ヒロイン役など活躍めざましいですね。
昔は朝ドラといえば、大型新人女優の登竜門的な位置づけでしたが、
最近はすでに活躍の兆しが見える女優さんがヒロインに抜擢されることが多くなってきました。
それはそれで少し寂しいですけれど、その分フレッシュなだけではなく
実力の伴った配役ということなのかもしれません。
↑お父さん役の生瀬勝久さん
↑お母さん役の菅野美穂さん
↑姉役の蓮佛美沙子さん
すみれの父、五十八役には生瀬勝久さん、母のはな役には菅野美穂さん、
姉のゆり役は蓮佛美沙子さんが配されています。
え!菅野美穂さんがお母さん役?と若すぎる!と焦ってしまいましたが、
お母様はすみれが9歳の時に亡くなってしまう設定なのだそうです。納得。
菅野さんはお子さんが生まれてお仕事をセーブしていた中で本格復帰作品になりますね。
お母さんの顔になった菅野さんの演技にも注目です。
↑夫役の永山絢斗さん
↑主人公の幼なじみ役は高良健吾さん
また、夫役には永山絢斗さんが幼馴染の田中紀夫役でキャスティングされています。
てっきり先に発表になっていた幼馴染の野上潔役の高良健吾さんかと思っていました・・・。
べっぴんさん(朝ドラ)のあらすじ・ネタバレ
以下べっぴんさんの簡単なあらすじになります。
ネタバレ御免の方は飛ばしちゃってくださいね!
母から教わった手芸を楽しみ、友人同士で手芸同好会を結成し、仲良く作品作りに勤しんでいました。
19歳で結婚、娘を授かります。しかし、日本は戦争に突入、夫は太平洋戦争に出征してしまいます。
家は焼け、戦争が終わると財産は没収され、戦前の生活とは一変してしまいました。
そんな時、幼い娘のために手作りした小物を見た近所の方から、それを売ってはどうか、と提案され、
売り場の一角を借りて販売を始めることに。同じように生活に困った女性たちと一緒に子供服作りに没頭していきます。
戦地から復員した夫とともに、紆余曲折ありながらより良いもの作りの精神を貫いて発展させていくというストーリーです。
まぁこんな感じです。NHK朝ドラらしい、敗戦から立ち上がる力強くも美しい人間像に
スポットされたドラマのようですね。
べっぴんさんの元ネタファミリアって何?
ファミリアは、日本を代表する子供服メーカーです。
モトヤベビーショップとして4人の女性で創業、その後社名をファミリアに改名し、
大阪阪急うめだ本店に初の直営店をオープンさせました。
評判が評判を呼び、1956年東京数寄屋橋阪急百貨店にも直営店を出店、
全国展開を開始しました。現昭和皇后の美智子様ご出産をきっかけに皇室御用達にもなりました。
現在でも全国の百貨店に直営店を持ち、地元神戸を中心に親子二世代三世代にわたり
人気のメーカーです。お子さんの一張羅として今でも人気も敷居も高いブランドなのです。
ドラマでも、かわいい子供服のデザインにも注目したいですね!
ドラマの主人公がどんな人物だったのかを予め知って見るのもNHKの朝ドラの楽しみかもしれません。
べっぴんさんご覧の前に予備知識になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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